今回は、6人初心者局で、自分が「ルームマスター」になった場合の基本的な進め方を説明します。
まず6人局のルームマスターのミッションとして意識したいのは:
- 全員の音声に問題がないかチェック
- クリアにルールを説明、合意をとる
- 気持ちよくゲーム開始!
慣れないうちはルームマスターになるのがメンドクサイと思ってしまいますが、基本のセリフさえ覚えてしまえば無難にこなすのは楽勝です。なれてくれば自分で部屋のルールや実力値の上限・下限を設定するなどできますし、より人狼殺ライフが楽しくなりますよ。
点呼
点呼とは、ルームに参加してくれてきている人達の発話が正常に聞き取れるか確認していく作業です。一般的には全員が着席した状態になったとき:
「〇番さんから時計回りに点呼をお願いします。」
といって点呼を始めます。ここでルームマスターはプツプツして聞こえない、などの症状を確認し、プツプツしている方には「タスク切り」をお願いします。
「聞こえづらいのでタスキリお願いします」
という言い回しでよいでしょう。タスキリで通じなければアプリを落として再起動してきてください、が良いと思います。最近はタスク切りしなくてもよくなってきたと言われますが、音声が不調なときに安定しやすい行動ではあります。
ここで会話が通じないなど、正常なゲームの進行に支障をきたす可能性があると判断した場合は退室させます。ここは基本的にルームマスターの権限において判断すればよく、同意をいちいちとってゲーム開始が遅れる方が、周囲で待っているプレイヤーにとってはイヤなことが多いです。
毅然とした態度で判断をしていけばOKです。また魅力チェックなどをされるマスターもいて、魅力が低い場合はどうして魅力が低いのか、正常にゲームを行えるのかを聞いてみるのもよいでしょう。その返答によって退室してもらうかを判断します。
順次点呼をとるスタイル
自分が好きなのは、全員が集まりきる前に点呼をとっていくスタイルです。
プレイヤーの待ち時間を最小限にする効果が期待できますし、あれ始まらないのかな? となって離席されてしまうのを防ぎやすいと思います。
ここではいる人から順に「〇番から〇番さんまで点呼お願いします」「〇番さんラスト点呼です」など部分的にマスターがパスだしして点呼を行きます。
6人かみなし部屋のルール説明
点呼が終り次第、ルール説明を始めます:
「ここは噛みなし部屋で、占いはランダムで白がでます。
狼さんが占いを騙る場合は「〇番を占って」といわないように気を付けてください。ランダムで白がでますからね。あと間違って黒を出さないように気をつけてください。
占い師COは初めの周は口頭、2周目以降チャットでの占い結果貼りはOKです。狩人COはチャットOK。自分の好きなタイミングで出てください。
暴言・誹謗中傷・セクハラ発言はなし。チャット考察はなし。メタ考察なし。考察の邪魔にならない程度の雑談であればチャットOKとします。」
ここでは「ランダム白」というのを強調しておきます。人狼陣営の騙りのときに「占って」と言ってしまうとか、ましてや占い位置の説明までしてしまうとその時点で占い精査が完了してしまってゲームとして面白くなくなるので、しっかり把握をしておいてもらう必要があります。
チャット考察、チャットによる吊り誘導は非常に村の投票に影響を与えてくるのと、発言中の人の障害になりやすいためNGとしておくのが普通です。
雑談チャットについては控えめにしつつも禁止しない方向が多数派ではあると思いますが、チャット全面禁止としても嫌がる人はあまりいないと思います。その場合は「音が聞こえない、などを伝えること以外、雑談チャットは控えてください」とします。
メタ考察禁止
始めたばっかりの人で「メタってなんですか」と質問される人が結構います。
要するにそのゲーム外の情報を使うことですね。1つの村が始まって、そのなかでの対話を通して闘うのが人狼というゲームであって、それ以外の情報を使うことをメタ考察といい、基本的にはマナー違反とされています。
例えばゲームが始まる前に戦績をみたりは互いにすると思うのですが、ここで戦績がたくさんあったり、逆にほとんどなかったりということをゲーム中の考察に取り入れるべきではないということです。ゲーム中の対話と戦績は関係ありませんからね。
ほかにも:
- 前村(前のゲーム)の話
- 前にこの人と同村したときはこうだった
- 有名人なので占った
- 戦績が一番多いので占った
- 初心者なので頑張ります
この辺りはマナー違反になる部類ですので注意です。最後の「初心者CO」もメタ考察を誘発する発言です。実際初心者っぽい人がこれをすると占いで異様に真をとりやすく、フェアではないという意味合いもあります。こんなに初心者狼に占い出ることはさせないだろう、と思ってしまいますからね。
この辺りはいちいちマスターが注意する場面にまではならないと思いますが、ゲーム開始前に前村の話が盛り上がりすぎていては新しい参加者にとって時間の無駄になったりしますので、すっと次のゲームに移るのが印象いいです。
6人かみあり部屋のルール説明
点呼が終り次第、ルール説明を始めます:
「ここは噛みあり部屋ですが、初日噛みはなしでお願いします。
もし相方の人狼さんが噛む相手を選んでしまった場合、もう一方の狼さんは別の番号の方を選ぶことによって噛みが発生しないようにしてください。狩人は初日守らないようにしてください。
占い場所は選べて白か黒がでます。狼さんが占いを騙る場合は「ランダム白」と間違って言わないように気を付けてください。
占い師COは初めの周は口頭、2周目以降チャットでの占い結果貼りはOKです。狩人COはチャットOK。自分の好きなタイミングで出てください。
暴言・誹謗中傷・セクハラ発言はなし。チャット考察はなし。メタ考察なし。考察の邪魔にならない程度の雑談であればチャットOKとします。
ほかに質問がなければ、5秒後にはじめます。宜しくお願いします。
噛まないようにする
初日噛みありだがなしルールの場合で、悪気なくうっかり噛み操作をしてしまう場合があります。画面に触れれば即噛み先選択されたことになりますので。
自分もやったことがあるのですが、夜のうちに戦績をちょっと覗こうと思って触れたら噛み選択になってしまうケースなどですね。
そういうときは、2人の狼が別々の噛み先を選べば、結局「一致せず」で噛まれないことを利用し、相方狼が別のプレイヤーを噛み指定するとよいです。
もし万が一相方が悪意のある方で、噛みなしルールなのに噛んでしまった場合、狼COして相方の番号を村に伝えて自爆で一旦廃村にしてしまう方が良いでしょう。
そういう意味では違う人を選ぶ、というときに自分噛み、あるいは相方噛みを選ぶとよいですね。
狩人は初日まもらない
狩人は連続で同じ人を守れない「連続ガードなし」ルールが基本的にあります。ですので初日に狼が噛まないルールであるにもかかわらず誰かを守ってしまうと、肝心の次の夜に守れない人が出てしまいます。
初日噛みあり部屋では、運用上噛みなしルールとしても狩人を引けば守り先選択の画面が最初の夜に出ます。
ここでは噛み先を選択せず守らないことが大切です。
まとめ
慣れないうちは、入室したら誰もおらず自分がゲームマスターになったりして、そうすると即座に退室する方がたくさんいらっしゃいます。
しかし慣れてくると定型句をしゃべるだけですし、初日1周目にしゃべるためのいい準備運動になりますので、もしルームマスターにあたったらシッカリやるのがおすすめです。
自分の好きなルールを提案することもしやすいですしね。
また自分で部屋を作ると、実力値の上限・下限を自分で設定できる利点もあります。
なので少しゲームに慣れてきたらルームマスターを敬遠せずに是非みんなで回してやっていきましょう!